ジワジワと病気が私に襲いかかって
いることに気づかず・・・
毎日の日常生活の中で意識が
途切れることが何度かあり
それは頻繁に起こるように
なりました。
病院へ行こうと考えていましたが
仕事が忙しくなかなか休みたいと
言う事が出来ない・・・
些細なミスが多く会社でなにげなく
症状を話していたら
「明日休んで病院に行った方がいい」
と言われやっと行く事が出来ました。
その日に「ご家族の方はいますか?」と言われ
診断結果「脳腫瘍です」
と言われました。
頭が真っ白になり、脳腫瘍って何?
と混乱しました。
そして、そのまま検査入院
会社はそのまま辞めました。
その後、理解が出来なかった私は
セカンドオピニオンを受けて
もう一度話しを聞きました。
レントゲンを見て先生が
「腫瘍5.4センチ大きいなぁ~・・・」
私の脳は潰れてました。
意識が飛ぶ意外に症状が出ていない
ことに先生は驚かれていました。
他にあったかもしれませんが
記憶がないです・・・
手術前は沢山の障害、失明の可能性
があると説明をされサインをしました。
そして無事に手術は成功。
目覚めたとき家族が泣いていたのを
覚えてます。
8時間の手術を乗り越えリハビリ
をして術後の経過は順調でしたが
初めて自分の顔を見た時は驚き
ショックでした。
特に鏡を見るのが嫌でした。
腫れた顔、血だらけの頭。
髪を洗うのが怖かったです。
片方の目も一カ月間はグルグル
回っていました。
その後、食欲がなくなり激やせを
して痙攣に悩まされました。
メンタルがどんどん落ちていきました。
退院してからは精神が不安定になり
涙がこぼれ死にたいとまで思うこと
もあり無気力で放心状態でした。
今、私が元気でいることは
先生、家族、友人の支えが
あったからこそです。
どん底まで落ちた私は心の底から
人の温かさを感じました。
当たり前に過ごせる生活が
ありがたいです。
「なんで自分だけ?」と思わなかった?
と聞く人もいましたが、そんなこと
考える時間もありませんでした。
なぜ自分だけ?と思う事は今もありません。
なぜなら皆、人それぞれ抱えている
ことがあるからです。
人と比べるのではなく今ある事実と
向き合うことに必死でした。
そして今後は無理をしないこと。
学業と仕事の両立がハードで身体の
負担が大きかったのだと思います。
今感じること
ご飯が食べられて家があって温かい
お風呂に入れることが幸せです。
普通に日常生活が送れることが
嬉しいです。
元気になったことで思う事
どんなに頑張っても病気になった
とき会社は責任をとってくれない
だから体調が悪いときはハッキリと
言わなくてはいけない。
そして
いつ死ぬかわからない。
明日か明後日かわからない。
また生かされた命で、まだやれる
ことはあると思いました。
自分が心から楽しいと思う事を
やろうと行動しています。